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韓経:<IFA 2019>8Kテレビ巡る韓・中・日の「三国志」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.06 11:10
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国際電子展示会「IFA 2019」で韓国・中国・日本のテレビ製造会社が先を争って「8Kテレビ」(3300万画素)を大挙公開する。今年初めに米国ラスベガスで開催された電子ショー「CES 2019」で公開された8Kテレビが主に技術アピール用だったとすれば、IFA 2019に出品された製品は、実際に販売中または販売予定の主力モデルだ。このため、今回の行事では中国企業が8Kテレビとして発表した製品が「本当に8Kと呼ぶにふさわしい性能を備えているか」という市場評価が行われるという見方が出ている。

グローバル1・2位のテレビ製造業者であるサムスン電子とLGエレクトロニクスは、6日(現地時間)に開幕するIFA 2019で現存するテレビの中で最高画質の8Kテレビを展示する。これまで大型中心に生産したサムスン電子は55インチ8K QLED(量子ドット発光ダイオード)テレビを発売し、製品群を増やす。サムスン電子の関係者は「欧州にはリビングが広い家庭が多くないため伝統的に中小型テレビの人気が高い」とし「55インチテレビを欧州で発売することになった背景も小さなQLEDテレビを購入しようとする需要があるため」と説明した。

 
サムスンは行事期間中、8K協会と合同で8K技術ロードマップも発表する。この席にはビデオ・ストリーミング業者の楽天テレビヨーロッパの楽天テレビ欧州社長が参加し、8Kコンテンツ制作計画を公開する予定だ。

LGエレクトロニクスは世界初の88インチ8K有機EL(OLED)テレビを披露する。画素数だけでなく、90%水準の画質の鮮明度を掲げ「真の8Kテレビ」という点を強調する計画だ。画質鮮明度とは白と黒の色がどれほどよく区別されるかを示す割合で100に近いほど鮮明であることを意味する。LGエレクトロニクスの関係者は「8K有機ELテレビは高画質・高音質の映像コンテンツ配信規格の‘HDMI2.1’も適用し、ソフトで洗練された映像と音声を提供する」と語った。

日本と中国の企業も積極的だ。2017年末に初の8Kテレビを発売したもののサムスン電子に押されたシャープは「プライド回復」に出る。シャープは、世界初の第5世代(5G)移動通信モデム結合型8KテレビをIFA 2019で公開する。120インチでディスプレイはLCD(液晶表示装置)だ。TCLやハイセンスなど中国企業も8Kテレビ発売の隊列に合流する。

大型ディスプレイの競争もテレビに劣らない。LGエレクトロニクスは、展示場の入り口に有機ELフレキシブルサイネージ260枚をつなぎ合わせて超大型の滝の造形物を作った。サムスン電子は展示場の壁の一方をマイクロLED(発光ダイオード)のスクリーンでいっぱいにし、目を引いた。

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