【コラム】誰が「ダイナミックコリア」の活力を殺すか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.15 11:39
2002年のサッカー韓日ワールドカップ(W杯)当時、金大中(キム・デジュン)政権は「ダイナミックコリア(Dynamic Korea)」を大韓民国のブランドとして掲げた。盛り上がった街頭応援は「4強神話」に続いて、国家イメージの改善にも大きな成果を上げた。このスローガンは朴槿恵(パク・クネ)政権の2016年に「クリエイティブコリア(Creative Korea)」に変ったが、国家の躍動性(Dynamism)と社会・経済的活力を生かすことは誰が政権を握ろうと追求するのが正しい。
ところがダイナミックコリアのスローガンが変わってからわずか2年余りでこの国の活気が弱まっている。春を迎えて自然界には随所に多くの花が咲いているが、韓国社会は依然として冷たい空気に包まれている。春来不似春(春が来ても春らしくない)と心配する声が多く聞こえる。活気が出てくる季節ではあるが、元気のない人たちがあまりにも多い。