韓国女優の二枚貝の不正採取が論議…タイから「犯罪人引き渡し」要請か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.09 11:31
女優イ・ヨルムさん(23)がSBSバラエティ番組『ジャングルの法則』の撮影途中で絶滅危惧種である二枚貝「オオシャコガイ」を不正採取し、タイ警察が捜査に入った中で「犯罪人引き渡し要請」の可能性も提起されている。
先月29日番組が放送された後、事態を把握したタイ当局は「イ・ヨルムさんを国立公園法と野生動物保護法違反などの疑いで刑事告発した。最大懲役5年刑を受ける可能性がある」と警告した。また「告発を撤回するつもりがなく、女優(イ・ヨルムさん)がタイにいなくても警察を通じて彼女を捜し出すだろう」と明らかにした。タイでオオシャコガイは「虎貝」と呼ばれ、1992年に制定された野生動物保護法により絶滅危惧種に分類される。不正採取すれば最大2万バーツ(約7万円)の罰金や5年以下の懲役刑、または両方とも処罰される可能性がある。
タイは韓国と「犯罪人引き渡し条約」を結んでいる国だ。通常の犯罪人引き渡し条約によると、外交部を通じて入国した犯罪人の引き渡し請求に対してソウル高裁が引き渡しの許可を決め、その後法務部長官が最終決定して外国に身柄を引き渡すことになる。ただし、重大犯罪ではない以上、身柄を譲り渡す場合は多くないというのが関係者の説明だ。特に「自国民保護の義務」によって自国民の場合、相手国への引き渡しを断ることができる。