【コラム】安倍首相の誤った判断を韓国経済の祝福にするには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.06 07:56
日本との経済戦争が本格化している。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「我々は二度と日本に負けない」と述べた。大統領の決意は国民の胸を打つ。しかし戦争は意志と覚悟だけでするものではない。相手は世界3位(国内総生産基準)の経済大国の日本だ。
韓国企業の対日依存度は日本企業の対韓依存度を上回る。衝突は双方を傷つけるだろうが、依存度が大きい方がまずは大きな被害を受けるものだ。戦後の地球村繁栄の土台となった自由貿易の基本を踏みにじった安倍首相の誤った判断は代価を支払うことになるだろう。グローバル供給網の瓦解の火を放った日本に対する国際的な信頼は以前とは異なるしかない。絶対的な納品先であるサムスンやSKハイニックスなど韓国大企業が別の調達ルートを見つければ日本素材企業は崖っぷちに立つ。しかし韓国経済も相当な傷を負うことが考えられる。