【社説】青年の憤怒心配すべき拡張失業率25.1%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.11 11:11
1929年10月の米国大恐慌は金融市場から焦土化した。上場株式の平均価格は10%に落ち込み、不良債権爆弾を抱えた都市銀行数千社が倒産した。同年3%だった失業率は3年で25%に上昇した。大恐慌は米大統領までハーバート・フーバーからフランクリン・ルーズベルトに変え、米国は10年にわたりニューディール政策を展開して大恐慌から抜け出すことができた。
いま韓国の青年が体験している就職の苦しみは90年前の大恐慌を考えさせる。きのう発表された3月の雇用動向が厳しい現実を雄弁に語る。先月の15~29歳の青年失業率は10.8%を記録し前年より0.8ポイント下落した。ぱっと見では改善されたように見える。先月の全年齢の新規就業者も前月に続き2カ月連続で20万人台を記録し雇用率は3月基準では過去最高だった。だが雇用市場の素顔を見れば話は変わる。青年の失業は危険水位を超えている。アルバイトを1時間でも増やしたい「潜在経済活動人口まで含んだ「青年拡張失業率」が大恐慌で見られた25.1%を記録してだ。体感失業率反映のため2015年に関連統計を発表してから最高値だ。機会さえあれば働きたいのにそうできないのは深刻な問題と言わざるを得ない。主要企業の就職担当者の話を聞いてみれば「最近の応募者のスペックは檀君以来最高」という。それでも韓国の青年の4人に1人は就業者の基準である「1週間に1時間」でも多く働きたくても「来なさい」という職場を見つけられず当てのない入社準備をする。