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【中央時評】北朝鮮高官の軽い口の重い意味(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.14 14:15
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北朝鮮の権力層にとっては脱恐怖政治、脱制裁が最も良いシナリオだ。これは生存保障とともに権力および資金力を同時に与える。制裁以前の権力層は鉱物などを輸出して一年に数億ドルの収入を分けることができた。しかし、今は制裁によってこの収入がほとんど断たれた。貿易禁輸中心の経済制裁が最も打撃を与えている集団は住民でなく権力層だ。李善勧の発言には権力層を固く締めつける制裁に対する荒々しい不満がにじみ出る。

金正恩の統治は一層難しくなった。権力層には恐怖で、住民には愛民のイメージで統治しようとする権力維持手段の一つが作動しなくなったためだ。恐怖政治は貿易と外貨稼ぎ事業を通じて莫大な収益を得た権力層に対する金正恩の統制手段でもあった。政治力に経済力まで兼ね備えた権力層を制御するためには恐怖が最も強くて効果的な手段だった。他の処罰手段をすべて加えても恐怖の効果に代え難い。

 
これは非核化に対して金正恩と権力層の利害が分かれる可能性を暗示する。経済開発のために核をあきらめれば、金正恩は住民から支持を得られる。しかし、その結果、改革・開放の道へ進めば権力層は貿易および外貨稼ぎでの独占地帯を享受することが難しい。北朝鮮が国際金融機構に加盟し、国際資本が入って来れば独占が競争に変わるためだ。これを知っている権力層は改革・開放の代わりに制裁解除と自身たちが統制できる資本程度だけが入ってくることを願うだろう。非核化交渉が遅々と進まない背景には、非核化が開放につながることに対する彼らの恐れが存在する可能性がある。

金正恩は苦悩しているだろう。恐怖政治に立ち戻ることは難しい。制裁のせいで現状維持も厳しい。たとえ非核化を決心するといっても権力層が従うかどうか自信がない。このようなジレンマによって先週、米国務長官ポンペオと北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)の高官級会談が不発になったのではないだろうか。

北朝鮮が恐怖政治に戻ることが難しくなったのは非常に幸いなことだ。しかし、これが招いた北朝鮮内権力関係の微妙な変化は非核化を一層困難にさせるようだ。非核化交渉に北朝鮮の権力層という新しいプレーヤーが登場して影響力を行使する可能性のためだ。

韓国社会の北朝鮮への理解水準も高める必要がある。一個人の無礼な発言そのものに過度に注目して騒ぐことではない。北朝鮮の権力層の発言と態度の裏面に流れる内部の変化を正しく読むことがはるかに重要だ。このような能力を備えようとはせず、ささいなことに集中して政争を繰り広げるなら、北朝鮮の非核化も、改革・開放も雲をつかむようなことに過ぎない。

キム・ビョンヨン/ソウル大学経済学部教授


【中央時評】北朝鮮高官の軽い口の重い意味(1)

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