韓国、１０月の家計向け貸出が１０兆ウォン増…規制避けて信用貸出が急増

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.14 10:34

先月、韓国金融界の家計向け貸出が１０兆ウォン（約１兆円）以上増えた。先月３１日に施行された銀行の総負債元利金償還比率（ＤＳＲ）規制を控え、信用貸出などに終盤の需要が集中した影響だ。

金融委員会が１３日に発表した「２０１８年１０月の家計貸出動向（暫定）」によると、先月、金融界の家計向け貸出は１０兆４０００億ウォン増えた。増加幅は前月（４兆４０００億ウォン）より６兆ウォン多い。ＤＳＲ規制の施行を控えて信用貸出などを含むその他の貸出が７兆ウォンも増え、家計への貸出が急増した。ＤＳＲは貸出申請世帯のすべての貸出元利金償還額合計を年間所得と比較して貸出限度を決める。

先月の住宅担保貸出は３兆４０００億ウォン増にとどまり、前月の増加幅（４兆４０００億ウォン）に比べて１兆ウォン減少した。