<文大統領新年記者会見>経済の質問には硬い表情、北朝鮮イシューには笑顔

<文大統領新年記者会見>経済の質問には硬い表情、北朝鮮イシューには笑顔

2019年01月11日09時07分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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京畿放送のキム・イェリョン記者が10日に開かれた記者会見で、文在寅大統領に「現政策に対する自信はどこから出てくるのか」と質問している。(写真=JTBCキャプチャ)
  #「現政策に対して基調を変えず、変化しないと話す理由について知りたい。その自信はどこから出てくるのか、根拠は何か、単刀直入にお聞きしたい」(記者)

  「両極化・不平等構造を変えずして持続可能な成長は不可能だという点は、今日の記者会見文、30分の間ずっと申し上げたことだった。新たな答えが必要だとは思えない」〔文在寅(ムン・ジェイン)大統領〕

  #「北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)など一定地域の非核化を先に進めて、米国は部分的な制裁緩和措置を取るようなパッケージディールが一つの代案になりえると思うが、これを積極的に仲裁する意志はあるか」(記者)

  「記者が方案をすべておっしゃられた(笑)。そのように説得して仲裁したい(笑)。もしかして、追加で何かもっとおっしゃりたいことでも…?(笑)」(文大統領)

  文大統領は10日に開かれた新年記者会見で内・外信所属22人の記者から受けた25個の質問のうち、唯一返事が短かった2つの場面だ。2つの質問の答えは同じように短かったが、雰囲気は180度違った。経済政策関連の質問にはペンを手にメモしようとしている途中、手を止めて記者を見つめながら話を聞いた。硬い表情だった。

  反面、北核関連イシューに対する質問は揉み手をしながら笑顔を浮かべて傾聴した。文大統領は追加質問を促した後、「永い歳月の間に不信が募り、相手が信じられなくなっていたが、両側の立場の違いに対する接点が相当作られたものと考える」と答えた。

  この対照的な2つの場面は、90分近く進められたこの日の記者会見を象徴している。文大統領は記者の質問に概ね詰まることなく自身の見解を披瀝したが、語調や表情では時折その感情がにじみ出ることがあった。

  社会文化分野での1つ目の質問だった青瓦台(チョンワデ、大統領府)特別監察班キム・テウ前捜査官とシン・ジェミン前企画財政部事務官に対する評価に対してもやや答えにくそうな雰囲気を漂わせた。質問を聞く間は微笑を目元に浮かべていたが、質問が終わると1点を見つめて7秒間沈黙した後、返事を出した。文大統領は6分という時間を割いて、キム前捜査官については「自身が行った行為をめぐって是非が問われているもの。捜査でまもなく明らかになるだろう」という趣旨で、シン前事務官については「若い公務員が意見を陳述するのは望ましいが、政策決定はそれよりさらに複雑な過程を経て行われる」という趣旨で話した。

  会見の最後にある記者が「前回、専用機記者懇談会に続いて、今回も国内政治をお聞きする」と話し始めると記者の間からは笑いが起こった。先月、主要20カ国・地域(G20)首脳会議を終えた後、ニュージーランドに向かう途中の専用機内で開かれた記者懇談会の際、文大統領が「国内懸案については質問を受けない」と述べたことを連想させたためだ。南北問題など外交・安保イシューに関して説明した過程で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を4回も肩書なしでそのまま「金正恩」と呼んだ場面も注目される。

  この日の記者会見は青瓦台の本館1階ロビーと迎賓館の2カ所で行われた。記者会見文は本館で読み上げ、記者懇談会は迎賓館で行うという方式だった。このように前例があまりない方式を採択したことについて青瓦台関係者は「本館では国民に格式を備えて挨拶し、迎賓館では記者と低い姿勢で隔意なく質疑応答を進めるためのもの」と話した。

  ◆今回は目立たなかったタク・ヒョンミン行政官

  文大統領の就任後、ほぼすべての行事で司会を務めてきたタク・ヒョンミン儀典秘書官室先任行政官はこの日、文大統領が迎賓館に入場する時に同時入場した。だが、昨年の新年会見に比べてその動きはあまり目立たないものだった。昨年の会見時は、タク行政官が記者会見場に留まって音楽をチェックするなど行事を陣頭指揮した。だが、前面に立ちはしなかったものの、この日の会見準備もタク行政官が主導したという。
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