北朝鮮が韓国に対して脅威的態度をとり続けている。おとといは金泰栄(キム・テヨン)合同参謀議長の国会発言を問題視した。彼は「北朝鮮が核兵器で攻撃する場合、どう対処するのか」という質問に「作動しないように核基地を打撃すること」と答えた。仮想質疑に対する一般的な軍事措置概念を説明したのだ。しかし北朝鮮はこれを“先制打撃暴言”と一方的に規定して南側に発言の取り消しと謝罪を要求した。そうでなければ南側当局者の北朝鮮入国を遮断すると警告した。
今回の脅迫も以前のミサイル発射などのような脈絡からその意図は丸見えだ。緊張と対決局面を造成することで韓国側社会を不安にさせるというものだ。同時に保守陣営と太陽論者の間の対立の拡散も狙ったはずだ。またニューヨークフィルの招請などで米国には融和のジェスチャーを送り、南側には強硬に出ることで韓米対立も狙ったのかもしれない。