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「KAL機爆破は捏造」主張小説を名誉棄損で起訴

2008.03.01 12:50
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ソウル中央地検公安1部(オ・セイン検事正)は29日、大韓航空(KAL)858機爆破事件について国家安全企画部が虚偽の結果を発表したという内容の本を書いた疑い(出版物による名誉毀損)により、小説家ソ氏(44)を在宅起訴した。この本を出版、販売した出版社 チャンヘ代表チョン氏(47)も同じ疑いで在宅起訴した。

ソ被告は2002年から「KAL858事件真相究明市民対策委員会」捜査チーム長として活動し、ソ・ヒョンウというペンネームで、小説 『黒幕』を書いた。1987年に発生した「KAL858機爆破事件」に安全企画部が介入し、当時、民正党盧泰愚(ノ・テウ)大統領候補を当選させるため、北朝鮮の思いのままの格好に捏造したという内容だ。

 
当時、捜査を担当した安全企画部捜査官たちは「KAL858機爆破事件は北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の指令を受けた工作員金勝一(キム・スンイル)と金賢姫(キム・ヒョンヒ、真由美)の犯したテロであるのにもかかわらず、安全企画部が捏造したという虚偽事実を指摘したように見え、名誉を棄損した」とし、ソ被告らを告訴した。

検察関係者は「2007年10月、国情院過去事件真実究明委員会の『安全企画部の事前企画というのは根拠がないもの』という調査結果をもとに結論を下した」と述べた。

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