‘キラー’たちは負傷に苦しんでいるが、‘ゴールを決めるＤＦ’がいる。７０回目となる韓日戦は、両国の‘ゴールを狙うＤＦ’郭泰輝（クァク・テフィ、２７、全南）と中澤佑二（３０、横浜Ｆマリノス）の思わぬ得点が興味を引くだろう。

郭泰輝にとってこの３カ月間は夢のようだった。 昨年１１月２５日に行われた浦項（ポハン）スティーラーズとのＦＡカップ決勝戦で逆転ゴールを決め、許丁茂（ホ・ジョンム）監督に３回目のＦＡカップ優勝をもたらした後、今月６日のトルクメニスタン戦では５４９分間のノーゴールを断ち切るヘディングゴール、１７日の中国戦では逆転ゴールを決めた。

しかし２０日の北朝鮮戦でのミスは大きかった。 北朝鮮の鄭大世（チョン・テセ、２４、川崎）の逆襲を逃して同点ゴールを許した場面だ。 鄭大世より瞬間スピードが劣る郭泰輝の守備位置が問題だった。 いっそのこと、オフサイドトラップをかけるほうが良かったということだ。

韓日戦はミスを挽回する絶好の機会となる。 もちろん守備が優先だ。 日本の細かくて正確なパスを断ち切らなければならない。 ＣＫなどのセットプレーからは、もう一度、郭泰輝のゴールを期待したい。

Ａマッチ７１試合を消化している中澤は日本ＤＦの核心であり、得点力を兼ね備えている。 Ａマッチ１３得点の中澤は現日本代表チームメンバーでは最多ゴールを記録中だ。 その中の１ゴールは、０５年８月７日に大邱（テグ）で韓国に痛恨の敗北をもたらした。 当時、後半４１分、小笠原のＣＫが中澤の右足にかかって韓国は０－１で敗れた。

６日に行われた２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）アジア３次予選のタイ戦でもゴールを決めた中澤は、攻撃手に劣らないほど要注意人物だ。