クリストファー・ヒル米国務省次官補と金桂寛（キム・ゲグァン）北朝鮮外務省副相が１９日、中国北京で電撃的に会合を行った。

１日前に北京に到着したヒル次官補は、北京市内の駐中北朝鮮大使館で金副相と会談を行ったと外交消息筋が伝えた。北核６カ国協議の北朝鮮と米国側首席代表である２人の会談は、昨年１２月のヒル次官補の訪朝以来初めてだ。

ヒル次官補と金副相は北朝鮮の核プログラム申告問題と米国のテロ支援国名簿削除問題などを協議したものと伝えられた。ある外交消息筋は「朝米間チャンネルが稼働されるということだけでも６カ国協議進展のためのチャンスとなる」と評価した。

一方、北朝鮮の核施設無能力化と核プログラム申告の対価として韓米中ロ４カ国が提供することにした重油４５万トンと重油５０万トン相当のエネルギー支援問題を論議するため、南北中３カ国協議が２１～２２日、中国北京で行われる。