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<都市ルネサンス>ヨーロッパを行く① オーストリア・ウィーンの焼却場

2008.02.15 11:07
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ウィーンのごみ焼却場(写真=ソン・シユン記者)



そこにはデザインがある…呉世勲市長「ソウルにも導入」

 
7日、オーストリアウィーンの地下鉄4号線シュピッテラウ駅前。

市民らが忙しく行き来する地下鉄の駅前にユニークな建物が建っている。白塗りの建物の外壁には青、赤、黒の原色が交差した幾何学模様が描かれている。モンドリアンの絵の直線が曲線に変わった感じだといえばいいだろうか。空とぶつかった建物のスカイラインも曲線なので遠くから見ると王冠を連想させる。

壁と壁がぶつかる角の端には黄金の光を放つボールがついている。建物中央部には未来の搭を連想させる造形物がそびえ立つ。まるでテーマパークのように建てられたこの建物は、何の用途に使われているのだろうか。建物の前を通り過ぎた現地の中年男性に聞くと「ゴミからエネルギーをつくる発電所です。お気に召しましたか」とほほえみを浮かべながら答えてくれた。

ゴミ焼却場がウィーンの名所となっている。1971年に焼却場が初めて導入されたときは単調なデザインで乾燥しやすく、機能性だけを強調した建物だった。126メートルそびえ立つ煙突は魅力的でなかった。美観を害するという理由で撤去運動も行われた。

その後86年に焼却場で火災が発生し、施設を大々的に補修しなければならない境遇に置かれた。その上に不満の多かった地域住民たちが一斉に改補修に反対した。ウィーン市は「安全で美しい焼却場に建て直す」と住民たちを説得した。当代オーストリア最高の建築家であり、環境活動家だったフンデルト・ヴァッサー氏(1928-2000年)に建物のデザインを任せた。

焼却場は92年、現在の姿に生まれ変わった。焼却場のにエルンスト・シャウアー広報担当官は「ウィーンの市から出るゴミの3分の1(1日800トン)をここで処理する」とし「焼却した熱でウィーンの25万世帯と会社5000社に暖房を供給している」と説明した。そして「ダイオキシンが全く検出されない世界で最も清潔な焼却場」だとし「毎年、全世界から公務員、学者、住民ら5000人が見学に来る」と話した。

 



現地を訪問した呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は「今年からソウル市内の木洞(モクトン)、上渓洞(サンゲドン)、上岩洞(サンアムドン)、逸院洞(イルウォンドン)の4カ所の焼却場を改修する計画だ」と説明し「ウィーンのように焼却場にデザインコンセプトを導入する」と明らかにした。

ヨーロッパの都市ではデザインを基盤にした「都市ルネサンス」が活発に行われている。嫌忌施設を名所に作りかえたウィーンの焼却場の事例はヨーロッパでは古典として定着している。今から約130年前にできた古い工場を年間100万人が訪れる文化の名所に改修し(ドイツ・エスリンゲン)、所得水準によって分けられていた市街地をデザインで統合している都市(オーストリア・グラーツ)が生まれている。ベルギーのブリュッセルは先端のデザインを誇る‘未来都市’を指向している。

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