大衆文化や歴史・芸術など多様な分野で流行をリードしてきたファッション業界の今年のキーワードは「地球温暖化」だ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最近報じた。地球温暖化がファッション業界の最大の話題になっているのは、急激な気候変化で、春・夏・秋・冬の区分が事実上なくなったからだ。
同紙によると、秋・冬といえばウールや毛皮など厚く暖かい素材だけを考えていたアパレルブランドも、いまではシフォンなどソフトな素材に注目している。米ニューヨーク・ファッションウィーク(1~8日)のファッションショーでも、こうした変化が確認できた。