忠南泰安郡所遠面蟻項(チュンナム・テアングン・ソウォンミョン・ウィハン)2里に住む男性(66)は、20年前から泰安近海で牡蠣の養殖を営み、生計を維持してきた。この村で最も広い2000平方メートルの牡蠣養殖場を経営し、年間3000万ウォン(約350万円)の所得を上げてきた。このお金で2男1女を育て、結婚させたあとは夫人と暮らしてきた。
しかし昨年12月7日、泰安郡万里浦(マンリポ)近海でタンカーと海上クレーンが衝突、原油が流出する最悪の事故が発生、この事故で牡蠣養殖場にも油の被害が及び、ひどく落ち込んでいたという。