1887年3月、朝鮮(チョソン、1392~1910年)時代の第26代王・高宗(コジョン、1852~1919年)は、景福宮(キョンボックン)の乾清宮(ゴンチョングン)付近に街灯を設けた。朝鮮初めての電気で、エジソンが電気を使ってから8年後のことだ。中国・日本の宮城より2年も先立った設備だった。
高宗時代の近代化の現場、乾清宮がおよそ3年にわたる復元工事を終え、18日に姿をあらわした。1909年に、韓国を植民支配していた日本により撤去されてから98年ぶりのこと。文化財庁はこの日、復元された乾清宮を公開し、20日から一般観覧もスタートすると発表した。