洛山(ナクサン)海水浴場がある江原道襄陽郡降峴面(カンウォンド・ヤンヤングン・カンヒョンミョン)一帯約3万平方メートルの敷地に地上4階、地下1階の研修院が建っている。来年末に完工するこの建物は110の客室と屋外プール、ゴルフの練習場を取り揃えている。地域住民たちは「研修院というより高級レジャー施設に近い」と言う。
この研修院の主は韓国鉄道公社(コレイル)。「忠南武昌浦(チュンナム・ムチャンポ)と江原道望祥(カンウォンド・マンサン)の研修院が手狭になり、新たに作るほかない」というのが会社側の説明だ。コレイルは高速鉄道買収による負債(4兆5000億ウォン)で毎年国の資金1兆ウォンを援助してもらっている公企業だ。毎年赤字が5000億ウォンを超える。事情がこんなでもメインバンクから350億ウォンの鉄道発展支援金を受けると、最新式研修院建設費に充ててしまうというのだ。