首脳会談期間中に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が見せた一部の行動をめぐり適切性論議が起きている。 盧大統領は覚悟を決めたように‘人民’という表現を使った。 金委員長は行事日程と場所を勝手に変えた。 2人は個人の資格ではなくお互い異なる両体制を代表する首脳の資格で会ったという点で、その不適切性問題が提起されているのだ。
盧大統領は北朝鮮の国会議事堂にあたる萬寿台(マンスデ)議事堂を訪問し、芳名録に署名しながら「人民の幸福が生まれる人民主権の殿堂」と書き込んだ。 また西海(ソヘ、黄海)閘門を視察した際には「人民は偉大だ」と書いた。 北側が主催した夕食会では「金正日委員長が長生きしてこそ人民が安らかになる」とし、金委員長の健康を祈願して乾杯したりもした。