#1.蔚山(ウルサン)の現代(ヒョンデ)重工業造船所。世界最強の競争力を誇る韓国造船産業基地だ。しかし現代勤労者たちが蒸し暑さや雨風と戦いながら1隻当たり1億ドル前後の液化天然ガス(LNG)運搬船を建造するたびに船の値段の10%ほどがフランスのガス会社GTTに渡る。保存タンクを摂氏零下163度まで下げてLNGを液体状態に維持することができる源泉技術をGTTが保有しているからだ。韓国造船企業はこれまで110隻のLNG船を建造したので、GTTは黙って1兆ウォン以上のロイヤルティを手にしている。
#2.同和(トンファ)薬品は今年の7月、米国P&Gの製薬部門系列社であるP&GPに骨粗しょう症治療剤候補物質「DW1350」関連技術を輸出する契約をした。技術輸出では5億1100万ドルに達する。国内製薬業界最大の技術輸出金額だ。臨床試験を経て製品が発売されれば、同和薬品はロイヤルティを手にすることができる。