韓日友好のパイプ役、40年余…元伊藤忠商事会長の瀬島龍三氏死去
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2007.09.05 15:32
航空機商戦を描いた山崎豊子氏の小説『不毛地帯』の主人公のモデル、瀬島龍三・元伊藤忠商事会長が4日未明、東京都内の自宅で死去した。95歳だった。
同氏は、韓日国交正常化以降およそ40年間「密使」として韓日のパイプ役になるなど、両国関係に大きな影響をおよぼした。財界の大物でありながら韓国政界に広い人脈を築き、韓日関係の様々な場面で重要な役割を果たしている。鈴木善幸氏から海部俊樹氏に至るまで歴代首相4人が同氏に諮問を求め、韓国でも朴正煕(パク・ジョンヒ)、盧泰愚(ノ・テウ)氏ら歴代大統領が同氏から国家経営のアイデアを得たりもした。