アップルの‘iPhone(アイフォン)効果’が三星(サムスン)電子を不振から救うのか。 業界の専門家は「三星電子が第2四半期に底を打った後、第3四半期から次第に回復するだろう」と予想した。 ディスプレー・携帯電話部門が好調を維持する中、半導体景気が徐々に回復する兆しを見せているからだ。 ただ、最近反騰の兆しが表れているDRAM価格が大きく値上がりするかどうかが変数になる、という指摘だ。
◆アイフォン効果=信栄(シンヨン)証券は5日、三星電子の第2四半期の営業利益を9210億ウォン(約1200億円)と見込んだ。 当初の予想より1000億ウォン以上多い。 同社のアナリストのイ・スンウ氏は「アイフォンがよく売れればNAND型フラッシュの需要が増え、連鎖的に半導体需要増大効果が生じるはず」と語った。 イ氏は「三星電子の営業利益が第2四半期に底を打ち、第3四半期には1兆2400億ウォン、第4四半期には1兆4800億ウォンに増えるだろう」と予想した。