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北・軍総参謀長に金格植氏

2007.04.23 16:15
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韓国の合同参謀議長にあたる北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀長に、第2軍団長を務めた金格植(キム・ギョクシク、67)大将が任命された。北朝鮮官営・朝鮮中央(チョソンジュンアン)通信は20日、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が軍部隊を視察したと報じて、随行した人物のひとり金格植氏を「軍総参謀長」に称した。

関係当局の判断によると、今回の人事は12年間総参謀長のポストを守ってきた金英春(キム・ヨンチュン)次帥が11日に、国防委員会の副委員長に移動することによって、後続人事のレベルから行なわれたもの。野戦軍出身の金格植総参謀長は80年代から軍団長として活躍し、92年に上将、97年に大将へと、それぞれ昇進している。

 
90年からは最高人民会議の代議員、朝鮮労働党の中央委員などを兼任し、北朝鮮軍部の主要人物の一人とされてきた。とりわけ94年7月、金日成(キム・イルソン)主席が死去した当時、国家葬儀委員会の名簿にも84番目に掲載された。同年10月には北朝鮮軍の戦略要衝の西部戦線を担当する第2軍団長に就任し、およそ10年間在職した。

人民軍・偵察局長を務めた金大植(キム・デシク)のいとこ。韓国政府関係者は「最近、趙明禄(チョ・ミョンロク)総政治局長の健康悪化説が広がっているが、北朝鮮軍部で変わった動きは見られずにいる」とし「前任者・金英春氏との年の差が4歳にすぎないことから、金格植氏の抜てきを世代交代に見なすのは無理」と語った。

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