今年、成均館大に入学した新入生の一部を対象に漢字の実力を調査したところ、20%ほどが自分の名前を漢字で書くことができないことがわかった。
同大学イ・ミョンハク教育学部長(漢文教育科)は12日、「作文科目を受講する2007年度新入生384人を対象に漢字の能力を試した結果、このうちの78人は自分の名前を書くことができないか、間違って書いた」と明らかにした。学生たちは「恩」を「思」と書いたり、姓である「宋」を「字」と書いたりした。両親の名前を漢字で書けなかった人もそれぞれ83%、77%にもなった。やさしい語彙を漢字で書く問題では成績がもっと悪かった。「講義」をまともに書いた学生は5人にすぎなかった。新入生を正しく書けなかった学生も71%にのぼった。「経済」は96%、「百科事典」は98%の学生が書けなかった。漢字を読む問題も同じだった。「折衷」をきちんと読んだ学生は3人にすぎず「抱負」は27人、「栄誉」は16人のみ正解だった 。