米国務省は6日、世界各国・地域の人権状況をまとめた06年版人権報告書を発表した。報告者は「北朝鮮は依然として世界で最も孤立した圧制政権だ」としている。また「金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の絶対的統治のもとにある北朝鮮政権は数え切れない人権じゅうりんを続けている」とし、人権じゅうりんの実態を▽処刑、拷問、監禁、政治犯収容所▽マスコミ・宗教・集会の自由など基本権の否認▽脱北者に対する過酷な処罰--などに分類した。
報告書は「韓国では家庭内暴力、児童虐待、強かんなどが依然として深刻な問題であり、女性・身の不自由な人・少数民族は社会的に差別を受けている」と指摘した。米国は北朝鮮をはじめ中国・ミャンマー・イラン・ジンバブエ・キューバ・ベラルーシ・エリトリアの8カ国を「人権弾圧」の国に定義付けた。次は報告書の主要内容をまとめたもの。