一昨日、韓国に駐在する中国の外交官が飲酒測定を拒否し警察と一晩対立する、というおかしな騒ぎがソウルであった。警察は、外交官の身元確認さえ済めば行かせるとしたのに、問題の中国外交官は車窓さえ開かないまま8時間半を粘った模様だ。呆れる話だ。
中国大使館側は、外交特権を定義付けた「領事関係に関するウィーン条約」を掲げ、外交官の車両に対する飲酒取り締まりは外交特権を無視した措置だと抗弁している。外交官車両のナンバープレートを確認したならそれで済むことなのに、なぜ勝手に取り締まりを行なったのかということだ。全く話にならない。