国内向け政治ゲーム?…戦作権対立めぐる盧大統領の意図は
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の「戦時作戦統制権の移譲」に関連した発言が、政界に波紋を広げている。元国防相らが集団で反発するのかと思えば、政界では、与党「開かれたウリ党」と民主労働党(民労党)に野党ハンナラ党・新千年民主党(民主党)が反発する形で対立が進んでいる。
イラク派兵や韓米関係などに関連した盧大統領の発言がかつてもそうだったように、現在韓国社会は戦時作戦統制権の移譲をめぐる賛否論争で、再び分裂と対決に巻き込まれる局面を迎えている。野党側は大統領特有の「ゲームの政治」が再開されたとし警戒心を強めている。国政のアジェンダを先取りし政局の主導を狙うもの、という見方も出ている。