米国は先月6日、中国瀋陽駐在米国総領事館に米国亡命を要請した脱北者4人のうち、3人だけ収容するという立場を韓国政府に伝達したとソウルの外交消息筋が15日、明らかにした。
米国は残りの脱北者1人に対しては北朝鮮内で住民動向を見張って政治犯収容所業務を管掌する国家保衛部出身という理由で受け入れられないという立場を整理したものと伝えられた。この脱北者は韓国行きが検討されているということだ。米国のこうした方針は人権弾圧と関連がある機関出身関係者の亡命は収容しないという意味で、類似事件が起こった際の前例になるものとみられる。