倭色とひょう窃。 私に付きまとう言葉だった。 今でもある人は私を「マジンガーZの亜流」と呼ぶ。 「カッ枃ゥギと思って食べてみると沢庵だった」という皮肉も言われた。 私はこうした言葉が穏当でないと考える。 もちろん、私がマジンガーZに似ているのは事実だ。しかし私はテコンドーを駆使する「最初の格闘技ロボット」だ。 日本最初の格闘技ロボット「闘将ダイモス」は私より2年遅く生まれた。 隣国が初めて作り出した文化・文物を持ち込むのがすべて‘パクリ’と罵倒されなければならないのなら、私は非難を受けても仕方がない。