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「リサイクル文化、東洋思想と通じる」日中韓賢人会3カ目

2006.02.16 11:10
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「韓日中30人会」設立総会(中央日報・新華社通信・日本経済共同主催)は、3カ国が平和体制を構築し、新しいアジアの世界を準備するための第1歩だと評価されている。韓日両国の文化、経済分野の碩学である李御寧(イ・オリョン)中央(チュンアン)日報顧問と梅原猛国際日本文化研究センター顧問が会ってその道を模索した。

◆李御寧=未来に対する問いには2つがある。

 
「これからどうなろうか」と「これから何をしなければならないだろうか」だ。この韓日中30人会議は後者と言える。未来を見通す集まりではなく、それを変えて作って行く集まりだ。2年前のわれわれの構想が実現したようだ。

◆梅原=私はずいぶん前から欧州連合(EU)のような東アジア3カ国のネットワークを作らなければならないと考えてきた。EUにはキリスト教という共通の精神がある。アジア3カ国の共通文化は稲作をする農耕文化だ。小麦作りと牧畜をする西洋文化が人間が自然を支配する文化なら、アジア文化は自然と共生する文化だ。自然と調和を成す文明でアジアの連帯感を強化しなければならないことに着眼した。自然を大切にするアジア文化は21世紀の理想的文明になることができる。

◆李=過去、西洋では小麦を収穫するとき、穂の部分だけ切ったという。残った根元はすべて家畜の飼料として捨ててしまう。これは必要なものだけを取り扱う西洋思想を意味する。しかしわれわれは種もみをして皮をむき、飯を炊いて、わらはかぶり物やロープとして利用した。「自然のリサイクル」が稲作文化の骨子だ。梅原先生は10年前から黄河文明より先に進んだ中国の長江文明を主唱して、その発掘作業にも参加した。

◆梅原=普通黄河文明の始まりを4千年前とするが、稲作を始めた中国南部の長江文明はこれより1千年先を行っていた。この文化を受け入れた韓国と日本は稲作を通じて国家を作った。稲作には水が必要だったし、水を備蓄するためには森林を造成しなければならなかった。アジアの「治山治水」の精神はここから来たものだ。

◆李=韓国では人が死ぬことを「帰る」と言う。死ぬことは消えるのではなくて、また元の場所に帰る循環思想だ。こんな思想は東アジアの社会資本なのに西洋文明を受け入れる過程で消えてしまった。アジア主義を立てて西洋と対立しようというのではない。アジアの長年の歴史を通じてアジアが貧しい時代、西洋の文化を受け入れたように今度は西洋のために東洋が解法を提示しなければならないという論理だ。

◆梅原=日本の1万円券に描かれた明治時代の啓蒙思想家の福沢諭吉は富国強兵のためにアジアから脱して西洋文物を受け入れなければならないという脱亜論を主唱した。しかし近代化に成功した今日、アジアはまた自分たちの価値を取り戻さなければならない。この会議では経済分野の最先端文明が紹介されたが、私の思想と一脈通ずる部分が多かったようだ。例えば環境に配慮したトヨタのハイブリッドカーは自然と人間が1つになる5千~6千年前の東洋思想とつながる。特に昔のことをどう処理するか悩む中国人には良い解決法を提示したと思う。

◆李=急速な経済成長を謳歌している中国は、深刻な環境問題に直面している。特に黄砂問題はこれ以上中国国内の問題ではない。国家という隣人が気に入らないといって引っ越すことはできない。韓日中は良かれ悪かれ影響を受けるほかない。

◆梅原=3国文化のもう1つの共通分母は祖先崇拝思想だ。この思想は近代核家族化過程で日本ではその多くが消えた。韓国にはこのような道徳精神がまだ生きているようだ。韓流を起こした『冬のソナタ』にもこんな親孝行の思想が溶け込んでいる。日本人が『冬のソナタ』に沸き返えるのは自分でも気づかないところに祖先崇拝の精神が残っているということを証明するものでもある。今日実際に祖先崇拝思想の優秀性が科学的に立証されていないか。

◆李=そのとおりだ。今日の情報技術(IT)から生命工学(BT)に研究領域が発展しているのに、生命工学で探求するDNA研究は最終的には先祖の大切さを意味するのだ。前述したようにわれわれの文化と精神は排斥ではなく融合、調和に根拠する。漢字と仮名を一緒に使う日本や漢字とハングルを組み合わせて書く韓国は特に融合の精神を重視する。

日本の寿司文化を見よう。生の魚を食べる縄文文化と米を象徴する弥生文化、ここに回転ずしに必要な科学技術など3つの時代が重なっている。こんなアジアの包容的な文化は私たちが直面する政治、経済的対立の唯一の解決法になることができる。こんなアジアの文明と知恵は難関にぶつかった西洋文化の解決法になるといえる。

◆梅原=韓国と日本が新しい東洋の知恵を発信しよう。ここに中国も参加してもらい、一歩進んで東南アジア国家連合(アセアン)とインドにまで拡大させることができるだろう。

◆李=中国の農業文明、日本の産業文明、韓国の情報文明、この3つの文明が合わされば大きな力を発揮するであろう。



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