コンドーム使用を促す広告が、国内地上波放送では初めて１０月１日から放送される。

疾病管理本部と韓国エイズ退治連盟はＭＢＣ（文化放送）テレビを通じて、コンドーム使用を推奨する公益広告を出すと３０日、明らかにした。

性的接触によるエイズ感染が増え続ける中、最も効果的な予防手段であるコンドームを使用するよう、テレビを通じて積極的に広報することにしたのだ。

０４年上半期の新規エイズ感染者（内国人）は３０２人。 前年同期間の２５１人に比べると、２０．３％増えている。 毎日１．７人の新規感染者が発生している計算になる。

特に、感染経路が確認された１５５人はすべて性的接触による感染（異性間８１人、同性間７４人）で、コンドーム使用の必要性を強調する予防教育が切実な状態だ。

広告は、エイズとコンドームという重い素材を視聴者らが負担なく受け入れられるよう、４０秒分量でコミカルに制作された。

疾病管理本部の関係者は「エイズ退治連盟ホームページ（www.aidsinfo.or.kr）を通じて、外来語の『コンドーム』に代わる韓国語の名前を公募し、全国保健所にコンドームを備置して誰でも簡単に手に入るようにするなど、コンドーム使用ブームを醸成する方針だ」と語った。