中国大陸を揺るがした高句麗(コグリョ)人の勇士を象徴する「広開土王碑」のレプリカが、曲折の末、独立記念館「同胞の家」の前に立てられたが、その除幕式が延期されたまますでに3カ月間放置されている。 この碑の横にある案内文の内容が問題になっているためだ。
10億ウォン(約1億円)をかけて碑石を建立した鶏竜奨学財団(理事長・李麟求)が、奨学財団を設立したという内容を案内文に明記すると主張し、独立記念館がこれに反対している。 独立記念館関係者は「もし碑の寄贈者の名前を明示した場合、他の数多くの寄贈品にも名前を明示せねばならなくなるのは必至であり、認められない」と説明する。