第１７代総選挙の公認審査が進行されるなか、「ニュースアンカー出身」夫婦のハンナラ党・朴成範（パク・ソンボム）ソウル中区（チュング）委員長と申恩卿（シン・ウンギョン）氏が、本人の意思とは関係なく総選挙候補席をめぐり公認競争を繰り広げている。

党公認審査委の関係者は３日「多数の女性候補を地方区に送るべきだという党内の意見により、ソウル中区では朴成範委員長の代わりに、大衆的認知度が高い申恩卿氏を公認する案を検討中」と述べた。

特にハンナラ党は先週末、朴・申夫婦だけを候補として前面に押し出し、地域有権者らを相手に世論調査まで実施した。

朴委員長は「妻は、夫が政治現場に所属する状況で一緒に政界に足を踏み入れる考えは全くない、と何度も話している」とし「比例代表の公認も望んでいない」と強調した。

これに関し政界では「政党が総選挙の勝利に向けてまい進するのはよいが、本人の意思と関係なく夫婦間の競争をあおるのは行き過ぎた必勝至上主義だ」と批判した。