独島(ドクト、日本名・竹島)切手の発行計画が、韓日関係に荒波を立てそうだ。 日本政府の対応案を論じる過程で日本の小泉純一郎首相が「竹島は日本の領土だ」と話した事実が報じられ、これが政界と市民団体、ネチズンの強い反発を呼んでいる。 だが両国の外交当局は、切手論議の白熱が不要な領土紛争に拡大して両国関係に亀裂が入るのを警戒し、慎重な態度を見せている。
◆独島切手発行の背景=情報通信部(情通部)の独島切手発行計画は「独島は我々の領土」を強調することとは無関係に行われた。 昨年1月、生態系の宝庫である韓国の島々をテーマにした「島シリーズ切手発行計画」を企画、3月に万国郵便連合(UPU)に通報した。 このうち独島が最初のものとして選定され、今年から「独島の自然」という題で4種類224万枚の発行が決まった。「独島切手」の発行は、今回で3回目となる。 54年に3種類が発行され、2002年にも50万枚が発行された。 日本は第1回の発行時には抗議したが、2002年には抗議を行わなかった。 政府の関係者の1人は「2002年の発行時に日本の抗議がなかったため、今回も大きな問題はないと判断した」と話す。