30日、現代(ヒョンデ)商船に対する監査院による監査の結果、2000年6月、南北(韓国・北朝鮮)首脳会談直前に現代商船が産業(サンオップ)銀行から融資を受けた4000億ウォン(約400万円)のうち、2235億ウォン(当時2億ドル相当)を朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側に渡したことが明らかになった。
しかし、金大中(キム・デジュン)大統領はこの日「現代商船の一部資金が南北経済協力事業に使われたのなら、今後南北関係の持続的な発展と国家の将来の利益のために司法審査の対象とみなすことは適切でない」と話し、旧正月連休直後、本格的な捜査に着手する検察と政界で論議を呼ぶものとみられる。