米中間選挙で圧勝した民主党のジレンマ…牧師・同性愛者・急進派、それぞれが存在感
米中間選挙で民主党が上下両院を同時に制し、トランプ大統領のレームダック(政権の求心力低下)の可能性が高まった。トランプ氏は2028年の次期大統領選に出馬できないため、早期に大統領選に向けた政局へと移行する可能性もある。記録的な惨敗を喫した共和党だけでなく、反トランプの「ビッグテント」戦略に成功した民主党も明確な次期候補がいないため、両党ともに激しい党内予備選を通じて新たな候補を選出することになるとみられる。
民主党は今回の選挙で、反トランプ感情を基盤に中道派から進歩派まで幅広く取り込む戦略を展開し、政治的な「ビッグテント」を築くことに成功した。ワシントンポスト(WP)は4日、「伝統的な民主党支持層はもちろん、カンザス州の牧師出身候補、ニューハンプシャー州の中道派の同性愛者候補、ミシガン州の急進派候補がそろって勝利した」と報じ、事実上、MAGA(米国を再び偉大に)を除く多様な層を結集させたことを勝利の原動力と評価した。