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韓国で輸入車初の年間10万台販売目前…30~40代はなぜテスラにはまるのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.11.05 11:15 Googleで中央日報を読み逃さない
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テスラが韓国に進出した輸入車ブランドで初めて年間販売台数10万台突破を目前にしている。世界市場では成長が停滞しているが、韓国では価格競争力と自動運転技術に対する期待感、高いブランド選好度などを基に唯一大人気を呼んでいる。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、テスラは先月韓国市場で9165台が売れ、2月から9カ月連続で輸入車販売1位を維持した。9月の1万2372台より25.9%減少したが、1~10月の累積登録台数は9万8313台で前年同期より105%増えた。テスラの韓国での好調は世界的な流れとも対照的だ。テスラの7-9月期の世界販売台数は前年同期より2.1%減ったが、韓国では35.3%増加した。

 
テスラが本格的に韓国市場を席巻し始めたのは中国・上海工場で生産された「モデルY」が入ってきてからだ。韓国自動車研究院のキム・ハンソル責任研究員は「米国は中国製電気自動車に対する貿易障壁があるが、韓国は比較的輸出要件が有利だ。テスラが上海工場で生産した車を韓国に供給しやすく価格策定も戦略的にうまくやったとみられる」と分析した。自動車業界関係者は「韓国の消費者は車の運転経験に対するフィードバックが積極的で、テスラとしてはデータ確保に向け価格を低くしてでも韓国市場を拡大している」と話した。

テスラブームの中心には30~40代がいる。KAIDAによると、1~9月のテスラ新規登録車両のうち40代の購入者が29.3%の2万6134台、30代が28.4%の2万5327台で、この年齢層が全体の57.7%を占めた。

スマートフォン使用に慣れた30~40代には無線ソフトウエアアップデートを通じて車の機能を持続的に改善できる点もテスラの魅力として作用した。南ソウル大学のイ・ハング特任教授は「いつか中国製テスラもフルセルフドライビング(FSD)機能を使用できるだろうという期待感も購入に大きな影響があっただろう」と分析した。テスラは先月中国製車両にもFSDを許容してほしいという趣旨で韓国国土交通部に技術特例を申請した。

テスラの躍進は韓国の自動車市場の構造的変化とも重なっている。信栄(シンヨン)証券のムン・ヨングォン研究員は「現代自動車・起亜が内需市場の70~80%を占めたこと自体が先進国では珍しい事例。所得水準が高まり消費者の選択肢が多様化した結果」と説明した。

テスラの躍進に、中国製電気自動車に押される韓国の自動車メーカーの悩みはさらに深まっている。BYDは先月韓国で1594台を販売し、メルセデス・ベンツの6744台、BMWの5633台、ボルボの1682台に続き輸入車ブランド販売5位に上がった。来年には長安自動車やチェリーなど中国メーカーの進出も予定されている。

「サービス」を盾として掲げるがこれだけでは力不足とみられる。現代自動車のイ・スンジョ財経本部長は先月29日、7-9月期の業績カンファレンスコールで「テスラや中国企業に対抗して車両の分割払い競争力を向上しサービスネットワーク基盤の電気自動車顧客ケアを差別化する」と話した。これに対し大林(テリム)大学未来自動車学科の金必洙(キム・ピルス)教授は「分割払い金融は最も基礎的な対応方法だ。中国の電気自動車は補助金を受けられなくても価格競争力が高いのに分割払いに何の意味があるのか」と指摘した。

韓国経済人協会によると、昨年韓国で国産電気自動車のシェアは57%で、2019年より16.7ポイント下落した。中国の電気自動車輸出シェア上昇が続く場合、2030年には韓国の電気自動車輸出額のうち約2兆2000億ウォンが競争のリスクに露出すると試算した。韓国経済人協会のイ・サンホン経済本部長は「韓国の電気自動車生産基盤拡大に向け国内生産税額控除などの政策支援案を検討する必要がある」と話した。

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