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「金で選挙は買えない」…4億4600万ドル投じただマスク氏の屈辱

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.11.05 10:07 Googleで中央日報を読み逃さない
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米国の中間選挙で共和党が惨敗し最も大きな打撃を受けることになった人はテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)という分析が出ている。

ポリティコとCNBCは4日、マスク氏が支持した共和党の候補がほぼすべて完敗したとし、マスク氏こそが「今回の選挙の最大の敗北者」と描写した。

 
◇マスク氏、4億4600万ドル注いだが…44カ所中3カ所だけ勝利

マスク氏は今回の中間選挙を控え共和党に総額4億4600万ドル(約705億円)を支出して話題を集めた。自身が候補として出馬していない選挙で個人が支出した政治資金としては米国史上最大規模だ。

特にテキサス州上院議員選挙に半分に近い2億ドルを拠出し最も力を入れた。テキサス州はマスク氏率いるスペースXの本社所在地であり、1988年以降民主党が当選したことのない共和党の票田とされる地域だ。

だがこの日、民主党のジェームズ・タラリコ候補が共和党のケン・パクストン候補を破って勝利を確定し、マスク氏の巨額の寄付金は無に帰すことになった。

マスク氏が積極的に支持した別の候補で親企業性向だったテキサス州のグレッグ・アボット知事も民主党所属のジーナ・イノホサ候補に敗北した。

このほかにもマスク氏が設立した政治活動委員会「アメリカPAC」が8700万ドルを支出した44の連邦選挙区のうち勝利を収めたのはわずか3カ所だ。29の選挙区では敗北が確定し、12カ所は結果を待っている。

マスク氏は共和党が上下院両方で多数派の地位を失うという見通しが出た後、Xに「選挙に介入しようと撃った宇宙レーザーが今回は通じなかったようだ」と自嘲混じりのジョークを投稿した。

マスク氏が率いるテスラとスペースXの核心拠点であるテキサス州が民主党優勢の「ブルーステート」に変わり、データセンター建設をはじめとするマスク氏の事業は困難に直面するという見通しが出ている。

マスク氏が重点的に推進している人工知能(AI)事業は税制優遇から環境許認可まで州政府の相当な協力が必要な分野だ。

だが次期知事に当選したイノホサ氏は「テキサス州を運営するに当たりとても安楽に過ごした権力者から力を取り戻す」と公言しただけに、州政府がブレーキをかける可能性も大きくなった。

タラリコ氏も勝利演説で「どんな富豪や兆万長者も選挙を金で買うことはできないように政界からビッグマネー(巨大資本)をなくさなければならない。上位1%にだけ利益になるゆがんだ経済体制を解体しなければならない」と明らかにした。

マスク氏を直接名指しはしなかったが、現在世界唯一の兆万長者がマスク氏ということを考慮すれば彼を狙った発言とみられる。

民主党が意気込んでいる公聴会も問題だ。上院の超党派機関である常設調査小委員会の民主党幹事であるリチャード・ブルーメンソール議員は、中間選挙に先立ち今回の選挙で勝利すればマスク氏と政府効率化省(DOGE)を調査すると明らかにしていた。

市場はこのような懸念にすぐ反応した。この日スペースXの株価は時間外取引で3.6%、テスラは3.5%下落した。

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