「ミスター拒否権」の取引構想?…トランプ氏「2年間、拒否権を行使するだけではない」(1)
米中間選挙前には「ミスター拒否権(veto)」になると予告していたドナルド・トランプ大統領が、選挙直後に「2年間、座って拒否権を行使するだけではいたくない」と明らかにした。圧倒的な勝利で民主党が上下両院の多数党の座を奪還する中、超党派の協力なしには残り2年間の政権運営に支障が生じかねないとの判断から、トランプ氏が「ディールメーカー」としての本能を呼び覚まそうとしているのではないかとの見方が出ている。
4日(現地時間)の米政治専門メディア「ポリティコ(Politico)」によると、トランプ氏は選挙が行われた前夜の電話インタビューで「国がうまくいくよう民主党と協力する。民主党側からすでに電話があり、私と協力したいと言ってきた」と明らかにした。続いて「私にはあらゆることに拒否権を行使する権利があるが、今後2年間、ただ座ってすべてに拒否権を行使するだけではいたくない。彼らも何かが実現するのを見たいと思っている」と述べた。「だからすでに民主党の一部指導者と話をした。民主党にも友人が大勢いる」とも語った。