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「ナイキを着るな」…禁止令を出したリビアの宗教機関

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.11.05 07:18 Googleで中央日報を読み逃さない
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北アフリカのリビアにあるイスラム教の宗教機関が、米スポーツブランド「ナイキ」のロゴは多神教を象徴しているとして、このロゴが入った衣類の購入、販売、着用を禁じる宗教的判断を下した。

3日(現地時間)、英BBC放送やリビアの現地メディア「リビア・オブザーバー」などによると、首都トリポリにあるイスラム教の宗教機関「ダル・アル・イフタ」は最近、ナイキ製品に関する第6697号の「ファトワ(fatwa)」を発表した。ファトワとは、イスラム法に関する宗教的な解釈や判断を意味する。

 
ダル・アル・イフタは、ナイキというブランド名はギリシャ神話に登場する勝利の女神ニケ(Nike)に由来し、ナイキの象徴である曲線状の「スウッシュ(Swoosh)」ロゴもニケの翼から着想を得たものだと説明した。

そのうえで、このロゴが入った服を着ることは、複数の神を崇拝する多神教に関連する象徴を示し、その普及を助長する行為であり、イスラム教の教義に反すると主張した。

ダル・アル・イフタは、ナイキがイスラエルを支援する企業だと主張し、不買運動も呼びかけた。同機関は2023年11月、ガザ地区での戦争に関連し、イスラエルを支援する西側企業の製品をボイコットすべきだとの立場を表明していた。

今回のファトワは、リビアのイスラム法学の最高権威であるサディク・アルガルヤーニー氏の承認を受けた。

ただし、今回の決定は、リビア政府が製品の販売や着用を正式に禁止したことを意味するものではない。ファトワは宗教的判断であり、法的拘束力はなく、従わない人に対する罰則規定もない。

ダル・アル・イフタは、リビア西部のトリポリを拠点とする宗教機関だ。リビアでは2011年にムアンマル・カダフィ政権が崩壊して以降、政治権力が東部と西部に分かれており、同機関の判断が国全体で法的効力を持つわけではない。ただし、こうした宗教的判断は現地社会に相当な影響力を持つとされている。

同機関が海外ブランドのシンボルを問題視したのは、今回が初めてではない。昨年には、フランスの高級宝飾ブランド「ヴァン クリーフ&アーペル」の四つ葉のクローバーのデザインがキリスト教の信仰や幸運を信じる考え方と関連しているとして、この模様が施された宝飾品や時計の着用を禁じる宗教的判断を下した。

今回の決定に対する現地の反応は分かれた。一部では宗教機関の判断を支持する声が上がった一方、リビアが直面する政治・経済問題に比べて重要性の低い問題だとする意見も出たと、BBCは伝えた。

ナイキはリビア国内に公式店舗を展開していないが、現地のスポーツ用品店を通じて製品が流通している。

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    ナイキのロゴ。[ロイター=聯合ニュース]
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