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【社説】北朝鮮にテコンドーのユネスコ登録で先手奪われた情けない韓国の文化外交

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.11.04 12:05 Googleで中央日報を読み逃さない
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韓国の国技テコンドーがユネスコの人類無形文化遺産登録で北朝鮮に先手を奪われる状況だ。国家遺産庁の許民(ホ・ミン)庁長は2日、北朝鮮が申請した「朝鮮民主主義人民共和国の伝統武術-テコンドー」に「登録勧告」が予想されるとし、南北共同登録に努力したが現時点で事実上難しいと明らかにした。テコンドーを世界に普及させた宗主国でありながら人類文化遺産登録は北朝鮮に押されたのにただ庁長がSNSで「残念に思う」と表明する程度のことなのか。事案の深刻性を認識できていない安易な姿だ。

今回は韓国政府だけの責任ではない。北朝鮮は2024年3月に単独登録を申請したが尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は特に対応しなかった。李在明(イ・ジェミョン)政権に入り今年3月末になって単独で登録申請書を出した。朴槿恵(パク・クネ)政権は2016年に登録を推進したが実を結ぶことができなかった。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代の2018年に南北のテコンドー団体が共同登録に合意したが申請につながらなかった。申請に先立ち必要と考えられたテコンドーの国家無形文化遺産指定が歴史性と固有性に対する学界の議論で保留されたためだ。その間に南北関係は冷え込んだ。

 
問題は韓国がテコンドーの五輪種目化と海外普及に陶酔し、文化遺産としてのアイデンティティを整理して世界に公式化するのをおろそかにした点だ。韓国政府は2018年にシルム(相撲)の南北共同登録成功を受けテコンドーも同じやり方で推進しようとした。しかし北朝鮮が2023年末に「敵対的両国関係」を明らかにしてから単独で登録申請までしたのに独自の登録を速やかに進めず傍観した。戦略的判断の不在と言わざるを得ない。

ユネスコへの先行登録が独占権を意味したりはしない。例えば「アリラン」は韓国が2012年に先に登録した後、北朝鮮が2014年に別途登録した。韓国のテコンドーも別途登録することができる。だからと言って韓国政府の情けない文化外交が免罪符を受けられるのではない。北朝鮮の最終の登録の可否は12月に中国・厦門で開かれるユネスコ委員会で決まる。今後韓国政府は外交力を総動員し韓国テコンドーの歴史と伝承の実態を国際社会に知らせ、ユネスコ登録に残された可能性を緻密に探っていかなくてはならないだろう。

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