「北が対南拡声器放送を再開か」…韓国坡州の民間人統制線内の住民に緊張
北朝鮮が対南拡声器放送の再開に動く中、民間人統制線(民統線)内の住民の緊張が高まっている。これに先立ち北朝鮮の(キム・ヨジョン)労働党総務部長は22日、軍事境界線(MDL)一帯で韓国軍が警告放送や射撃を行ったことに反発し、「10月中に韓国向け心理戦用拡声器が全境界線で稼働状態に入る」と予告した。民統線内の住民は北朝鮮のこうした脅威が現実になるのではと不安を感じている。
京畿道坡州市の境界地域にある民間人統制線内の非武装地帯(DMZ)で唯一の民間人居住地である大成洞(テソンドン)のある住民は「29日午前6時30分に歌声が少し聞こえた後、続いて幽霊の声のような放送がわずかに聞こえてきた」と話した。放送は4~5時間続いたという。音が小さかったため大半の住民は気づかなかった。意図的に出力を下げた試験放送は地形によって聞こえる地域が異なるため、平地で屋外活動していた一部の住民だけに聞こえた可能性があると、住民らは推測した。