【社説】28年ぶりの韓米SCM延期、信頼がない戦作権移管は成功しない
姜信哲(カン・シンチョル)国防部長官の就任後初めてとなる韓米国防相会談が一昨日(28日)開かれたが、両国は戦時作戦統制権(戦作権)の移管をめぐりまた神経戦を繰り広げた。結局、両国で交互に毎年開催されてきた韓米定例安保協議(SCM)は28年ぶりに開催されず、来年に延期された。その代わりに12月にワシントンで国防相会談を開くことにしたというが、韓米同盟の象徴ともいえる年次SCMが年をまたいで開催されることになった事実からは、足並みがそろわない同盟の現状をうかがうことができる。昨年、韓米首脳が合意した韓国の原子力潜水艦建造やウラン濃縮・使用済み核燃料再処理の許可に向けた後続協議は1年が過ぎても一歩も前進していない。
韓国政府は今回のSCMで、早ければトランプ大統領の任期中(2028年)、遅くとも李在明(イ・ジェミョン)大統領の任期中(2030年)に移管するという時期を明確に定めようと考えていた。しかし会談後の共同発表文には「両国は戦作権の移管が『適切な時期』に円滑に行われるよう協力することで合意した」と記された。米国防総省の当局者は「両国は移管前に必要な条件が満たされるよう保証するという(従来の)約束を維持している」と述べた。米国は移管の時期ではなく条件を満たすことが重要だという立場を堅持しているのだ。