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韓国造船には良いニュースばかりなのに、株価の足引っ張る中国造船

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.10.29 10:15 Googleで中央日報を読み逃さない
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韓国の造船業界が高付加価値液化天然ガス(LNG)運搬船を前面に出して好業績を継続している。数カ月続く労使対立も収束し負担も減らした。だが中国発の攻勢に「ピークアウト」の懸念が高まり株価は年初から下がり続けピーク時の半分まで落ち込んでいる。

HD韓国造船海洋は28日に業績速報値を発表し、7-9月期の連結基準売り上げ8兆2862億ウォン、営業利益1兆4472億ウォンを記録したと明らかにした。前年同期比で売り上げは9.3%、営業利益は37.3%増えた。1-9月の累積営業利益は4兆4483億ウォンで、過去最大だった昨年の年間営業利益3兆9045億ウォンをすでに超えた。

 
前日ハンファオーシャンも7-9月期売り上げが12.9%増の3兆4139億ウォン、営業利益が67.6%増の4857億ウォンを記録したと明らかにした。29日に業績を発表するサムスン重工業の営業利益コンセンサス(証券業界見通し平均)は46.9%増の3498億ウォンだ。

業績を引き上げたのは「高く売れた船」だ。造船業は受注から建造、引き渡しまで通常2~3年かかり、代金の相当部分を引き渡し時に受け取る構造のため、好況期に高い価格で受注した分が遅れて業績に反映される。2024年以降に受注したLNG運搬船など高付加価値船舶が今年から本格的に売り上げに反映されるようになり収益性が上がったのだ。HD韓国造船海洋関係者は「操業日数減少と為替相場問題にもかかわらず、生産性向上と船舶価格上昇にともなう売り上げ増加で好業績を記録した」と説明した。

労使対立も一段落した。HD韓国造船海洋の主力子会社であるHD現代重工業労使は27日に賃金と団体協約暫定合意案が組合員の投票で可決され147日ぶりに交渉を終えた。これまで部分ストだけ11回続き、労組支部長がクレーンで座り込みまで行うなど対立が深まっていた。労使は今回の合意で組合員1人当たり平均4136万ウォンの支給効果があると試算した。ハンファオーシャンも基本給14万ウォン引き上げを盛り込んだ暫定合意案をまとめ、29日に投票を実施する。サムスン重工業は先月3社のうち最初に賃金交渉を終えた。

問題は中国だ。英国の造船海運市況分析機関クラークソン・リサーチによると、1~9月の世界の新規船舶受注シェアは中国が76%、韓国が15%だった。中国はばら積み船と中小型コンテナ船など収益性が低い船舶が中心だが、最近は技術追撃速度を高めており韓国の主力船種であるLNG運搬船市場まで狙っている。

株価もこれを反映した。この日の終値基準で3社の株価は年初来高値と比較しHD韓国造船海洋は49.8%.サムスン重工業は52.1%、ハンファオーシャンは65%水準にとどまった。キウム証券のイ・ハンギョル研究員は「中国の造船会社の積極的設備拡張にともなう商船業況のピークアウトの恐れがある」と明らかにした。

韓国の造船会社は事業ポートフォリオを多角化する方向で対応している。HD現代重工業は最近世界最大サイズのアンモニア推進船の建造に成功し、親環境船舶事業を拡大している。ハンファオーシャンとサムスン重工業は浮体式データセンター(FDC)など新事業発掘に集中している。

米国市場攻略も進めている。ハンファオーシャンはフィリー造船所を前面に出して米海軍市場をノックしており、HD現代は米キーウィットと合弁造船所建設に出るなど韓米造船協力「MASGA」にスピードを出している。

韓国造船業界関係者は「中国はいままさにLNG運搬船市場に参入してきただけに品質や耐久性の面で完成度がまだ高くない。緊張はするがすぐに市場の構図がひっくり返るほどではない。もちろんLNG運搬船の好況もいつかは終わるだけに、脱炭素時代に備えて次の収益源探しに注力している」と話した。

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    HD現代重工業が建造したギリシャの海運会社の液化天然ガス(LNG)運搬船。[写真HD現代重工業]
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