【コラム】米選挙後に共和党は金融、民主党はバイオを代弁
米国の中間選挙で共和党と民主党は下院の議席全部と上院の議席3分の1をめぐり決戦を行う。民主党の下院奪還、共和党の上院守成が基本的な予想シナリオだ。こうした分割議会が現実化すれば連邦政府の政策決定が立法過程の代わりに大統領令を通じて行われる可能性がさらに大きくなる。予算案が期間中に通過するのか、連邦政府の負債限度が適時に拡大するかもさらにわからなくなる。
選挙結果にともなう部門別の影響をもう少し具体的に調べると、共和党主導の上院は金利上限制と手数料規制を防ぎ銀行とカード業界を保護しようとするだろう。国防費は増やして規制は緩和される見通しだ。民主党主導の下院はバイオ予算は守り、鉄道と広帯域通信、水資源分野などインフラ懸案は共和党と妥協を試みるだろう。このように上下院の動きが分かれるかもしれないだけに、投資家が中間選挙結果を解釈する時には市場全般より部門別の意味に焦点を合わせるのが適切だ。