日帰り旅行のように…車で中国に渡った金正恩委員長、その背後にある計算(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.26 13:16
誰もいない新鴨緑江(アムノッカン)大橋を黒のメルセデスベンツのマイバッハが滑るように走行した。中国遼寧省丹東に到着したマイバッハから降りてきたのは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長だった。中国の権力序列4位の王滬寧・全国人民政治協商会議主席が出迎えた。抗米援朝記念館に献花した金正恩氏はその後、中国のバス工場を視察した。帰途では橋の上で「この橋が我々の心をさらに強くつなぐはず」などと祝辞を述べ、王滬寧氏らと記念写真を撮った。24日に行われた金正恩氏の異例の「日帰り訪中」はこのように要約できる。
金正恩氏は今月15日に開通した新鴨緑江大橋を車で日帰りで往復した。最高指導者就任後6回目の訪中であり、昨年9月の北京での戦勝節行事以来1年1カ月ぶりとなる。中国深圳で来月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に中国という「後ろ盾」を誇示し、対米交渉力を高めようとする布石とみられる。朝米対話に向けて働きかけてきたトランプ米大統領に対し「北朝鮮制裁の緩和だけに固執するつもりはない」というメッセージを発したとの解釈も出ている。