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「習近平主席に会えなかった初の事例」と指摘した中国…金正恩委員長の訪中は朝米対話のシグナルか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.26 10:40
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北朝鮮と中国の国営メディアは25日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が前日に中国遼寧省丹東市を訪問した意味について血盟としての友好と経済協力を中心に伝えた。一方、中華圏のメディアや専門家は、朝米首脳会談のシグナル説や北朝鮮国内向けの誇示など、複数の狙いがある布石と解釈した。

◆血盟で開き、経済協力で締めた訪問日程

 
北朝鮮の労働新聞はこの日、1~3面にわたり39枚の写真とともに金委員長の日程を詳しく伝えた。一方、中国共産党機関紙の人民日報は1面の右側に写真を掲載せず、「王滬寧、北朝鮮最高指導者の金正恩による丹東訪問に同行」という見出しで報じ、序列4位の王滬寧・全国政治協商会議主席の動静記事として扱うにとどまった。

金委員長は24日、中国人民志願軍の韓国戦争(朝鮮戦争)参戦76周年に合わせ、抗米援朝(韓国戦争の中国側の呼称)記念館を訪れ、記念塔に献花することから日程を開始した。花輪のリボンには「中国人民志願軍の烈士らを永遠に記憶する」と記されていた。続いて記念館に金日成(キム・イルソン)主席の写真が入った記念プレートを贈呈した。記念プレートには「平和を守った正義の魂」「両国の国境を一つの山脈でつないだ中国人民志願軍の烈士らの足跡」という金委員長直筆の言葉が刻まれていた。この日の訪問日程の冒頭を血盟の歴史で飾ったのだ。

午後には新鴨緑江(アムノッカン)大橋から直線距離で1.8キロ離れた丹東黄海バス工場を視察し、経済協力のメッセージを発信した。王滬寧主席は大橋の開通を機に人的往来と経済・貿易協力を拡大しようと呼びかけた。2014年に完成したものの12年にわたり開通していなかった新鴨緑江大橋は、今月15日に開通式を行って運用を開始した。

◆「外交的な情報量が非常に多い訪中」

中国側の評価は両国の緊密な関係を強調することに集中した。環球時報の元編集長、胡錫進氏は微信(ウィーチャット)に「外交的な情報量が非常に多い訪中」と評価する投稿をした。今回の訪問には、朝中関係の緊密化や北東アジア情勢に関する多様な外交メッセージが込められているという意味だ。金正恩氏が最高指導者就任後初めて記念日に丹東を訪れて中国軍を追悼した点を強調し、「最近の北東アジア・西太平洋情勢を背景に、中朝関係の強化と協調は双方にとって非常に重要であり、地政学的な意味も大きい」と指摘した。

香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)は訪問のタイミングに注目した。今回の訪問が来月18、19日に深圳で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に行われたことを指摘し、北京が4回目の朝米首脳会談の仲介に積極的だと報じた先月の記事を改めて取り上げた。朝米首脳会談への道筋をつけるための布石ではないかという解釈だ。劉海星・中国共産党中央対外連絡部長に加え、王毅外相と馬朝旭外務次官が同行したことも、こうした見方を裏付けている。

一方、朝米対話の見通しは明るくない。ロイター通信によると、米韓当局者はAPEC期間中にトランプ大統領と金正恩氏が会談する可能性は低いとみている。カーネギー国際平和財団のアンキット・パンダ上級研究員は実現する可能性は10%にもならないと予想した。中国国営メディアの報道でも朝米問題や非核化に関する言及はなかった。中国が今回の訪問を朝米関係とは切り離し、朝中間の枠組みにとどめようとしているとの解釈が可能だ。

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    11時間前
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    24日、北朝鮮の金正恩国務委員長が中国遼寧省丹東市の抗米援朝記念館(中国軍の韓国戦争介入を記念する施設)の広場で記念塔に献花している。[新華=聯合ニュース]
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