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車で故意にはねられたオーストラリアの女性議員…両脚とも切断

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.22 10:21
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オーストラリアで、故意に車ではねられて重体となっていた女性下院議員が、両脚を失った。



 
被害に遭った無所属のヘレン・ヘインズ下院議員(65)の夫、フィル・ヘインズさんは21日(現地時間)、ヘインズ議員が負傷により左脚に続いて右脚も切断することになったと明らかにした。フィルさんは「せめてもの救いは、ヘレンが生きていて、容体が安定していることだ」とし、「私たち家族にとって、それが最も重要なことだ」と語った。

ヘインズ議員は19日、オーストラリア南東部ビクトリア州ワンガラッタにある自身の事務所近くで、ブレンダン・ニュージェント被告(43)が運転するスポーツ用多目的車(SUV)に2度はねられた。

ニュージェント被告は、車のトランクから荷物を取り出していたヘインズ議員をはね、そのまま車で通り過ぎた後、Uターンして戻り、再びはねた。事件直後、現場で市民らに取り押さえられて警察に引き渡され、連邦政府の公職者に対する加害、故意の重傷害、危険運転による重傷害のほか、大麻栽培や薬物所持の罪で起訴された。

同日、ワンガラッタの裁判所で開かれた審理で、被告側の弁護士は、ニュージェント被告が希少な神経疾患である特発性横断性脊髄炎を患っており、脳振とうの治療も受けていると主張した。また、被告は精神面の問題を抱えており、拘束されるのは今回が初めてだと述べた。

警察は、今回の攻撃が特定の人物を狙った単発的な事件である可能性が高いとみている。オーストラリア連邦警察のクリッシー・バレット長官は、ヘインズ議員を標的とした脅威の兆候や、今回の事件を予見できるような具体的な情報は事前に把握していなかったと述べた。

ビクトリア州警察も、ヘインズ議員と被告の間に過去に直接接触があった形跡は確認されておらず、犯行の動機もまだ明らかになっていないと説明した。

ビクトリア州警察のマイク・ブッシュ本部長は「犯行動機は必ず解明しなければならない重要な要素だ」とし、「故意の攻撃とみられる今回の事件では、被告の動機が捜査の中心となる」と述べた。

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は同日、ラジオのインタビューで、今回の事件について「世界が一世代前よりも危険で分断された場所になったことを改めて認識させる」と述べ、近年のオーストラリアでは政治的な議論が過度に激化し、個人攻撃の様相を呈するようになったと指摘した。

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