【中央時評】ウクライナ戦争、韓国が見落としていること(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.21 15:56
ウクライナと韓国の間で外交的な亀裂が表面化した。ゼレンスキー大統領が北朝鮮兵捕虜の韓国移送を公表すると、韓国政府は非公開合意を違反したとして抗議し、大使を召還した。韓国の港を経由したロシア向け燃料輸送に関する報道も加わり、韓国の対ロシア政策と国際的な信頼が試される事態となった。この問題は国内で保守・進歩間の政争へと拡大している。
メディアやオンライン上では「ゼレンスキーの強欲と無能が戦争を長引かせている」「ロシアとの関係を修復することが実利につながる」といった主張が頻繁に登場する。ウクライナを主権国家ではなく強大国の勢力圏に属する空間としてとらえる古くからの固定観念も重なっている。国益を踏まえた批判は必要だが、指導者の性格や断片的な力関係の話に問題を縮小すれば事態の本質を見失いやすい。