【社説】フランスの若者の絶望…韓国は違うと言えるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.20 16:08
フランスの若者たちの絶望と怒りが街頭にあふれ出した。17日(現地時間)、全国110カ所で55万人がデモに参加し、一部の地域では放火や略奪までが発生した。予告されていた危機が現実になったのだ。フランスでは財政赤字が雪だるま式に膨らみ、国家債務が国内総生産(GDP)の119%となっている。教育省の予算の約3分の1が退職した公務員の年金支給に使われているが、政界の利害関係に阻まれて改革は中断した。財政圧迫の中で教師不足など教育環境が悪化すると、若者は街頭に繰り出した。増税で解決することもできない。GDPに対する税負担率が44%に達しているためだ。フランス病はこのように原因を知りながらも治せない難病にまで至った。
危機の根本的な原因は成長エンジンの弱体化だ。フランスの今年の成長率予測は0%台だ。構造改革を先送りし、財政支出だけを増やし続けたうえ、中国の需要に頼っていた高級ブランド品の売り上げまで減少すると行き詰まった。フランス病は2010年の南欧財政危機にも似ている。産業競争力が弱いにもかかわらず福祉に資金を注ぎ込み続けた結果、危機を招くことになった。欧州経済のエンジンであるドイツでさえも中国製電気自動車の攻勢に押され、自動車工場を相次いで閉鎖している。西欧全体が、中国市場に依存した輸出、ロシアの安価なエネルギー、米国に依存した安全保障という3つの支柱に頼り続けた結果、このように揺らいでいる。