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パトリオット「残り数発」だが…米国、ウクライナへのミサイル供与承認を保留

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.20 15:20
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ロシアの弾道ミサイル攻撃を防ぐウクライナの防空網の軸であるパトリオット迎撃ミサイルの在庫が事実上底をついたが、米国が追加ミサイルの移転承認を先送りしていると伝えられた。トランプ米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対して戦争終結を迫る状況と重なり、米国が軍事支援を交渉に利用しているのではという疑念もウクライナ国内で浮上している。

ワシントンポスト(WP)は19日、米政府当局者1人を含む複数の情報筋の話として、友好国が保有するパトリオット迎撃ミサイルの一部をウクライナに移転するために必要なヘグセス米国防長官の承認が遅れていると報じた。米国製兵器の供給を受けた国は契約上、これを第三国に移転するには米政府の承認を得なければならない。

 
情報筋によると、ヘグセス長官はパトリオットミサイルの移転要請を正式に拒否してはいないものの、承認手続きも完了させていない。ただ、ウクライナに対する他の形態の軍事支援については引き続き承認しているという。

ウクライナメディアのキーウ・インディペンデントも、自国の政府や軍の関係者の話として、相当数のパトリオット迎撃ミサイルの移転が米側で承認されていないと報じた。ウクライナ国内では、米国が戦争終結交渉を迫る手段として、ミサイルの供給を意図的に遅らせているのではとの疑念も提起されている。

ウクライナのパトリオット迎撃ミサイルの在庫はすでに深刻な水準まで減少しているという。先週ウクライナ当局者は、残りの迎撃ミサイルは「数発しかない」と明らかにした。パトリオットは、ロシアが発射する弾道ミサイルを迎撃できるウクライナの主要な防空システムの一つだ。こうした状況でもロシアの弾道ミサイル攻撃は続いている。

ゼレンスキー大統領は19日、ロシアが夜間に弾道ミサイル16発でウクライナを攻撃したと伝え、米国の支援が適切に行われていないと主張した。また「今回もパートナー国からいかなる警報もなかった」とし、米国による早期警戒情報の提供に問題があったという趣旨の批判を展開した。さらに「ウクライナの防空網向けのミサイルの引き渡しが阻まれる一方で、ロシアに対する制裁が緩和されたり実施が遅れたりするのであれば、協力国は現実に目を背けていることになる」と主張した。

米国は情報共有を停止した事実はないとの立場だ。トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで、米国はウクライナと情報を引き続き共有しているのかと問われると、「我々は情報を共有している。大量に共有している」と述べた。続いて「我々はウクライナに多くのものを与えてきた。彼らは我々に何も与えていない」と付け加えた。

ルビオ米国務長官もウズベキスタン訪問中に記者団と会い、ウクライナとの情報共有は「一度も停止されていない」と明らかにした。最近のロシアの攻撃に事前警報がなかったというウクライナ側の主張についてはソフトウェアの問題が発生したとみられるとし、米欧州軍が原因を調査していると説明した。

トランプ大統領はゼレンスキー大統領に対する批判も強めた。トランプ大統領は「ゼレンスキーは状況の改善にあまり役立っていない」とし「彼は戦争を終わらせたいと思っていないようだ」と話した。そして「ウクライナを代表して別の誰かが交渉する時が来たと考える」とも語った。

ウクライナ側は米国の支援が遅れることでロシアの攻撃を防ぐのがさらに難しくなり、実際に人的被害にもつながっていると主張している。

WPは、米国の情報に大きく依存するウクライナの弾道ミサイル早期警戒システムでも最近、繰り返し支障が発生したと伝えた。米国は情報共有を停止したとの疑惑を否定しているが、パトリオットミサイルの移転承認の遅れも重なり、両国関係をめぐる緊張がまた高まっている。

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